このブログでは旅で起こったトラブルをご紹介いたします。
昨年に引き続き2年連続の大トラブル。
今年は入念に準備していったつもりだったんですけどね。。。
やっぱり現場ばっかり見がちで事務書類等は確認不足なのでしょうか。
4/30深夜4時。コロール国際空港に到着。
私に声をかけてくださったのは私とのメールのやり取り見せて【あなたがドイ?】と尋ねてきた宿の方。
空港でピックアップをお願いしていたので【担当の方だな】と確認でき宿まで連れて行ってもらいました。
車で15分ほど行ってたどり着いた場所は人里離れた一軒家でした。
私はパラオの中心地、コロール島のさらに繁華街で体育館まで徒歩3分程度のところを予約していたはずなのになんでだろう、と【?】が浮かんだのですが
でも
夜遅いし、明日になったら状況がつかめるだろうということで用意してくれたベッドで暫し就寝。
そして朝8時。
夜が明けて冷静に見つめてみると、やっぱりおかしい。
予約サイトの口コミではこんな家ではなかったし
・アットホームな中国人夫妻の手厚いもてなし
・美味しい朝食
・日本語が話せるスタッフ
等々称賛ばかりだったのに
・宿泊者以外誰一人いない
・朝食もない
・スタッフは掃除の女性のみ
そしてここがどこかもわからない状態に。
廻りには民家が数軒のみでした。
昨年のクアラルンプールではポケットWifiをレンタルしていたためスマホを駆使してトラブル回避をしていったのですが、パラオはWifi状況が悪くレンタルもない、そしてかろうじて拾った電波も繋がらないことがほとんど。
微弱な電波でマップが薄っすら見えたのを手掛かりに、一軒家の中を色々探っていってここがどこなのかようやく掴めてきました。
そこでこれからどうするかを冷静に考えました。
①このままこの宿を拠点にパラオで過ごす
②実際に予約した宿に行くため脱出する
③ほかの宿を探すために脱出する
パラオは交通の便がよくないので①を選択するとバドミントンに行くのも一苦労。それ以外のお楽しみも味わいにくいので却下しました。
ということで脱出を試みることに。
まず、掃除の女性に私が予約した宿はここではないということを予約の控え、わずかな英語、身振り手振りで伝えタクシーを手配してくださいと訴えました。
最初は全く通じていないようでしたが、とにかくタクシーを連呼していきましたw
掃除の女性は必死に訴える私の状況がわかったのかようやくタクシーを手配くださって、電話して15分くらいかな
やってきたのは超年季の入ったワゴンRにぽっちゃり体系のおじさん。
ここから運転手のおじさん、掃除の女性と私、3人の宿探しが始まりました。
この時が初めてパラオの方々とのコミュニケーションだったのですが、皆さん本当に親切でした。
だいたいこの辺り、というところまでいってからはタクシーのおじさんが率先して聞き込みをしてくださいました。
左がタクシーのおじさんで右は通りすがりのおじさんです。
パラオでは入れ墨している人が多く一見強面ばかりですがみなさん優しく明るく話しかけてくださいました。
掃除の女性も宿が見つかるまで暑い中を一緒になって気にかけてタクシーに乗ってくださいました。
それでも、みつからず朝から続いた宿探しはとうとう12時になろうかという頃に
【鳥鳥の近くじゃない?】
日本人が経営する居酒屋さんにヒットしました。
日本語が通じる可能性が出てきたので聞き込みはタクシーのおじさんから私にバトンタッチ。
鳥鳥に助けを求めていくと、そこに1人の日本人女性がいました。
それが今回のマドンナとなる現地ツアー会社インパックさんの森崎さんでした。
森崎さんについて詳しくは~考える編~でお伝えするとして
森崎さんはご多忙にもかかわらず私の状況を親身に聞いてくださってインパックさん事務所や政府観光局に問合せをして頂きました。
そうすると、私が予約した宿は今年早々に一度閉店して今は違う場所と名前で宿をしているという話。そこが私が連れていかれた人里離れた場所だった、というわけでした。
但し、【恐らくは】という言葉が前提につく話で確実ではないとのこと。中国人が経営する宿で把握が難しいとも話していました。
こうなるともう選択肢は一つしかなく【③ほかの宿を探す】を森崎さんにご相談しインパックさんのご厚意で新たに宿を予約できました。また元々の宿と宿泊キャンセル料金等についても解決してくださいました。
現地入りする前、TOTOSに参加する方から【土居さんは海外を1人で不安ではないのですか?】と質問されたときに【少しくらい不自由な方が勉強になっていいものですよ】なんてスカして答えてましたが、ここまでのトラブルは求めておらず本当に大変な半日を過ごしました。
元々の宿からすると【急にキャンセルしやがって!】そう思うでしょうが、予約した場所と全く違うのだから仕方ありません。
余談ですが、私を空港からピックアップしてくれた元々の宿スタッフに2日目の朝にたまたま遭遇してしまいました。
スタッフ【ピックアップ料金と1日のベッド代金を払え】
ドイ【その話はもう解決してますよ】
スタッフ【そんなことは聞いてない】
ドイ【わかりました、今はお金を持っていないので明日支払いに行きます】
こんな出来事もありました。結局支払いにいってませんが。
さらに追い打ちをかけるように滞在から丸二日間はなぜかクレジットカードが全く使えずに悲壮感が漂いました。
クレジットカードが使えない+新たに支払いが生じた宿代金。。。
前もって予約していた現地ツアーは日本で支払い済みだったので大丈夫でしたが、それ以外のお金が(;^_^A
もしもの時にと準備していた日本円を両替して何とか凌ぐ2日間になりましたが、なぜか3日目からはどこに行ってもクレジットカードが使えるようになってましたw
海外での一人旅は【もしも何かがあった時】へのトラブル処理が複数人数での旅行に比べ劣りますね。
なんか、色々とご迷惑おかけしてこんな旅をやってていいのかと反省しました。
~観光編~で登場する、現地で知り合った半田さんのお言葉
【保険と思って少しくらい高いでも安心できる宿と航空会社を】
半田さん、本当にそうですね。
旅の前半はこのようにトラブルってしまい微妙なテンションだったときもありました。
最終日に近づくにつれ、生活の基盤が整ってきただけに名残惜しさを感じました。
でも
観光は楽しみましたw
次のブログではパラオでの観光をご紹介します。
→https://www.totos.or.jp/blog/?p=1431
やっぱり海です。
そして日本とパラオの関係について学びました。